リモート・デスクトップのカラー色数を上げる
rdesktop(Windows リモートデスクトップ接続)コマンドで 「-a 24」オプションを指定しても色数が16Bitカラーになってしまうのは、rdesktopコマンド側の問題ではありません。ここでは WindowsXPをホストとするリモートデスクトップ設定を載せます。
多くの場合、この手順を実行した後でも、クライアントが、[リモート デスクトップ接続] ボックスで指定した値ではなく、256 色のままで接続されます。この動作は、クライアントがネゴシエートできる最大表示色を決定する Windows XP ベース コンピュータのグループ ポリシーがあるために発生します。Windows XP では、デフォルトのグループ ポリシーの設定は 256 色ですが、この設定はグループ ポリシー エディタで変更できます。
グループ ポリシー エディタを使用して設定を変更するには、以下の手順を実行します。
- [スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックして、MMC と入力します。
- [ファイル] メニューをクリックし、[スナップインの追加と削除] をクリックし、[追加] をクリックします。[グループ ポリシー] をクリックします。
- [追加] をクリックし、[グループ ポリシー オブジェクト] ボックスで [ローカル コンピュータ] が選択されていることを確認して、[完了] をクリックします。次に、[閉じる] をクリックします。
- [ローカルコンピューター ポリシー] [コンピュータの構成] [管理用テンプレート] と順にクリックして [ターミナル サービス] をクリックします。
- [色の解像度を制限する] をダブルクリックして、希望の表示色に設定します。
ここから 色数オプションを24bitで接続してみます。WindowsXPの「画面のプロパティ」「設定」の[画面の色]が高(24ビット)となっていれば成功です。なお、ビデオチップ(ハードウェア)がサポートしている色数の上限でリミットになるケースがあります。