アマゾンAWS支援サービス

このサービスはアマゾン ウェブ サービス(AWS)の導入プラニングや構築、そして運用マネジメントまで幅広く支援するサービスです。もちろん運用マネジメントなど個々のアウトソーシングでもご利用いただけるだけでなく、契約スタートの代行手続きやシステム構成の立案、既存システムからの移行作業など全てお任せください。

AWSの特徴,メリットは大小様々ありますが、ひとことで「エンタープライズなシステム構成を安価にかつ安定的に運用できる」クラウドコンピューティングシステムといえるでしょう。AWS個々サービスについては、下に簡単に記載していますのでこちらもあわせてご覧ください。また弊社の当サービス実績事例などもご紹介しています。

当サービスの特徴とサービス内容

まずこの支援サービスは、アマゾンの代理店営業や取次営業ではありません。ベースとして、エンドユーザー様やウェブデザイン会社様が直接AWS契約いただくもので、当社はアマゾンご利用に関する費用の仲介はいたしません。クライアント様が直接AWSコストの優位性を受けて頂く事を当サービスのメインポリシーの一つです。
※ ドル建支払いに難点がある、請求ベースの振込でのお支払いがご希望など対応を考慮いたしますので、お気軽にご相談ください。

AWSはとても質の高いクラウドコンピューティングサービスで、サーバやL/B,FW,Switch,ストレージなどのハードウェア費用に、データセンター費用、そしてそれぞれのハードウェア・ベンダーに支払う保守費用の合算年間予算5千万円以上規模のシステムを使用量に応じた従量課金システムで利用できます。実際に年間数千万円クラスの予算規模で運用しているシステムでは確実にコストダウンが可能ですし、月額数万円でもAWS構成の高機能システムを利用することもできます。

またAWSは、サーバやストレージのパフォーマンス、ネットワークスループットなどを可変的に高めたり元に戻したりすることができます。例えばある特定期間のみキャンペーン・イベントでアクセス負荷がかかるとします。この期間負荷状況を診断しながらロードバランサーやWEBサーバアプリケーションサーバのパフォーマンスや冗長構成を調節することができます。

この様にAWSメリットは多方面に高機能で高性能なシステム要件を実現することができますが、半面マネージメントなど専門的な知識やスキルなど取扱いが難しいところがあります。
例えば、「EC2インスタンスはパフォーマンスがでない」と言われる事があります。多分それは素の状態で稼働させているのではないでしょうか?EC2インスタンス種類のチョイスは、それぞれのインスタンスタイプがどのようなパフォーマンスをリミットとしているのか把握していなければなりません。「ん? それってCPU稼働状況で把握できるでしょ」いえいえ、そんな単純ではありません。

そこで私たちは、お客様の立ち位置にたった技術面の支援を全面的にマネージメント&サポートいたします。弊社のAWSノウハウとスキルを活かし、パフォーマンスの良い可用性そして安定的な冗長性システムをプランニングから一環してサポートいたします。

このサービスについてのご質問、お問合せはこちらの「お問合せフォーム」、メール、お電話にて承っています。

当サービスの特徴

AWS各サービス機能のメリットを活かしたプランニングと実装
AWSの導入検討のコンサルティングや予算規模を算出するサポート
既存システムからAWS移行の検討に対して稼働中のシステムを調査しプランニングのご提案
そして移行に関する作業コスト規模の概算
案件ミーティングなどへ弊社スタッフも参加して、AWSメリットを活かしたアプリケーション開発のアドバイザー
クライアント様をサポートするAWSコンサルタント

様々な要件に応じて、適切なAWS構成デザインをプランニングいたします。

ハイパフォーマンス目的のAWSデザイン
コストメリット優先のAWSデザイン
安定かつ安全重視のプランニング

サービス内容

AWS導入コンサルティング&プランニング

導入検討のご相談
現在稼働中のシステム調査
EC2,RDS,VPCからCludFrontなどの総合的なプランニング
AWSの月額費用や構築などの予算規模の算出

AWSインフラ構築

DNS、ロードバランサー、EC2インスタンス、データベース、VPCなどの総合的な構築
ELBのスナップショット計画や障害発生を想定した冗長構成の構築
負荷対応を考慮したスケーリング対策

AWS運用マネージメント

AWSインフラをトータルに運用マネージメント
各システムのサービスやサーバの死活監視と対応など

AWSの特徴やメリット

とてもスケールの高いエンタープライズ・システムを安価にかつスピーディーに利用できるサービスで、仮想サーバにはじまりロードバランサーやネットワークの冗長性など多方面にわたるサービスを従量課金で利用できるクラウドサービスです。よくあるクラウドサービスやVPS(仮想サーバ)とは比較にならないほど、提供の質が高く、自前でデータセンターで運用しているレベルと同様なスケールで運用可能です。

データセンター置きのハウジングと比べて、契約手続やハードウェアベンダーからの納品待ちなどの時間が不要で、すぐにシステム構築作業に入れます。一般的なLAMP構成であればすぐにサイト公開する構成を起動できます。

また高額な初期投資が必要とされるスナップショット機能を実装したストレージを、従量課金で利用ができるため「質の高いバックアップ」を非常に安価に利用できます。

この他AWSの特徴やメリットをあげてみます。

AWSアカウント発行からすぐにシステムを利用できる
使うサービスのみ時間単位で課金が発生
仮想サーバの冗長性やスケールアップダウンが有効的に利用できる
ストレージ、ディスク系のサービスは、容量に応じて課金
日本国内の拠点は東京に2拠点。ネットワークのマルチに分散することができる
データやバックアップなどを海外に保存することができる
グローバル的なアクセス分散が可能
開発サーバから本サーバの構築やデプロイがすぐ用意できる
データベースの冗長構成を物理的に違うノードに配置でき、データの安全性を高めることができる
2 つの施設での同時のデータ喪失を防ぐようなプランニングができる

逆にマイナス要素も触れておきましょう。

従量課金
費用が従量制の為、予算枠をオーバーしてしまう可能性がある。

支払い方法
アマゾンWEBサービスの支払い方法は、スタートアップにクレジットカードが必須です。また請求支払いに切り替える事ができますが、米ドル建て決済となっています。

機能が多岐に渡る為
アマゾンWEBサービスは、仮想サーバのサービスであるEC2サービスだけで完結することはまれで、VPSやRDS、Route53など複合的なサービスを組み合わせる事が一般的です。そのため構築や構成変更などの運用マネージメントに負担がかかります。

※ これらの問題点についても対策のご相談を承っています。

お客様がAWSインフラ環境に利用するケース

サーバ、Switch、FW、L/B、ストレージなどの物理的なハードウェア保守費用の低減
数ヶ月などのスポット的なキャンペーンサイトに使用するインフラ構築
現在運用中のインフラでサーバ負荷やネットワークトラフィック増大に対応できない
ハードウェアのインフラ費用の導入初期の負担を軽減
既存システムのバックアップや冗長性に満足できない
導入構築などのスケジュール日数がタイトである

当サービスのAWS利用の実績例

当社が手がけてきたAWS案件の一部をご紹介いたします。案件ごとの問題点や苦労した事柄なども詳細ページへ記載しています。

バックアップ ストレージ サーバ

数テラバイトのコンテンツを利用するWEBサイトで、年間単位でストレージを増強しつづけていました。このなかでコンテンツのバックアップアーカイブを保存するストレージ機器の費用負担が年々大きくなった為、アマゾンS3を利用したバックアップシステムに移行しました。また、弊社のメールサーバなどでもインクリメント(差分・変更)バックアップで活用しています。
—> more

WordPress CMSサイトを低予算でスタート、高アクセスに対応

ウェブサイトCMSツールとしてWordPressを利用しているサイトは多いようですが、WordPressのレンダリングパフォーマンスはサーバに負担がかかり、訪問アクセスの多いサイトでは運用が難しいとご相談を受けることがよくあります。
EC2&RDSでWordPressを動作させ、静的コンテンツ出力をS3に保存。S3ウェブホスティングで高いパフォーマンスのウェブサイトを実現することができます。
—> more

LINEキャンペーンによる高アクセスを回避

数百万人のフォロワーがいるLINEアカウントにて、クーポンやキャンペーンを定期的に配信。この際に誘導先のウェブサーバ負荷が処理できずサーバダウンをおこしていました。これを弊社で解決しました。この負荷はLINEの投稿直後のみおきる短時間での現象で、AWSのような課金方式ではこの対策を常用する必要がないため、とてもコストメリットが高いといえます。
—> more

3ヶ月稼動のキャンペーンサイト

FaceBook, Twitter, Google+を利用したSNSと連携したキャンペーンサイト。
大手メーカーの案件にて、WEBサーバやデータベースサーバのフェイルオーバーやハイアベイラビリティが要件となっていました。これらの高い可用性を実現しつつ、コスト軽減を達成するにはAWSは最適な選択と言えるでしょう。
—> more

AWSについて

アマゾン ウェブ サービス(AWS)は、独自の固有名称が多くなかなかサービス自体を理解しにくい様です。ここにいくつかAWSのワードを簡単に説明します。

AWSサービス 要約

EC2
Amazon EC2とは、初期投資不要ですぐに利用可能なクラウドコンピューティング・サービスで、スケールをコントロールでき、実際に利用したリソースだけの料金となります。Amazon自身の稼働実績で信用あるインフラストラクチャ・サービスです。

インスタンス
AWSの提供している仮想サーバ(クライアントでもよい)のことをインスタンスといいます。Amazonが提供している様々な仮想コンピューティングは、一部を除いてXenハイパバイザー・ベースの仮想環境とのことです。

マネジメント・コンソール
AWSの各サービスを管理実行できるウェブインターフェイス。契約者のIDでログインできるだけでなく、マネジメント・コンソールにログインできるユーザーを個別に追加することができる上、そのユーザーに対してAWS各サービス毎のアクセス権限を設定することができる。AWSを利用した課金状況をオンタイムで確認することもできます。

EBS
EC2インスタンスにアタッチできるストレージ。インスタンス停止時(ターミネート)も初期化されない永続的なディスク領域。この領域をボリュームと呼びます。1ボリューム(インスタンスにアタッチできる仮想ディスクのこと)あたり1GBから1TBまで自由に作成することができ、直ぐにインスタンスにへアタッチ・マウントすることができます。作成利用できるボリューム数に制限はなく使用することができ、更にスナップショット機能も利用することで高いストレージ保守性を運用することができます。

EIP
EC2インスタンスにアタッチできる固定に利用できるグローバルIPアドレス。デフォルトのアカウントでは、最大5つまでとなっていますが、Amazonへ申請することで増やすことが可能です。

ELB
EC2インスタンスを配下に負荷分散できるロードバランサー。いつでもすぐに稼働でき、ネットワークの冗長も対応できます。http, httpsだけでなく様々なサービスの負荷分散ができます。グローバルIPアドレスも付与されるため特別な設定は不要で、IPをロードバランサーへ向ければ直ぐに実稼働へ運用できます。

AutoScale
EC2インスタンスのスケールアウト・スケールイン(インスタンスを増減)をオートメーションに実行できるサービス。増減させる閾値や挙動を定義することで、かなり高機能なシステム負荷対策が可能です。

VPC
AWSのプライベート・ネットワーク環境。EC2とは別のくくりのサービスですが、VPCにEC2インスタンスを配置することで、インスタンスを外部通信から遮断したセキュアなネットワークに配置することができます。また社内オフィスと直通な専用回線を導入し、AWSを社内の専用インフラとして利用することもできます。

アベイラビリティーゾーン
AWSのインフラはアベイラビリティーゾーンと呼ばれるネットワークゾーンを複数構成にして冗長化しています。このネットワークゾーン・インフラは物理的に独立して稼働していて、発電機や冷却装置などの障害対策機器はアベイラビリティーゾーン間で共有されることはありません。運用面ではネットワーク帯域の負荷分散にも利用できます。AWSアベイラビリティーゾーンは地域ロケーションによってネットワークゾーンの個数は相違していますが、例えば米国オレゴンでは3ヶ所アベイラビリティーゾーンを設置しています。AWS日本国内の東京ロケーションでは、現時点でアベイラビリティーゾーン2ヶ所から運用されています。

リージョン
AWSは、世界各地のロケーションのデータセンターでホスティング運用されています。これらのロケーションをリージョンと読んでいます。AWSは一つのサービスアカウントですべてのリージョンのコンピュータサービスを操作実行できます。例えば日本国内にあるデータを国外に安全かつ高速にバックアップ退避することが容易にできます。

セキュリティ グループ
EC2またはAWSでのネットワーク・インフラ上でアクセス制限できる機能。デフォルトの設定では、外部からのSSHリモート・コンソール以外は全て通信遮断されています。このセキュリティ機能のコントロールは一元に管理することができるので、インスタンスやロードバランサー上で個別のフィルターなどのアクセス制御をすることはほとんどありません。

ターミネート
AWS各サービスのインスタンス(仮想サーバ)を完全に停止することをターミネート(Terminate)といいます。このターミネート処理は、完全に仮想サーバのリソースを開放しAWSへ返却するので、ターミネートが完了した時点で従量課金が停止します。なおこの他にインスタンスを停止する処理に、ストップ(Stop)と命令がありますが、こちらは仮想サーバを一時的に停止するだけでリソースの開放を行いません。よってインスタンスのストップ状態はシステムが稼働していなくても課金対称となります。

AMI (Amazon Machine Image)
AMIは、EC2インスタンスを起動するための仮想OSイメージで起動テンプレートのようなものです。1つのAMIで複数のインスタンスを起動することができ、同じタイプのサーバを起動するときには非常に便利です。AMIはAWS上で公開共有されているものが多く、一般的なLinuxOSやWindowsサーバOSのイメージをすぐに使うことができます。また、利用者自身が独自のAMIを作成することもできるので、カスタマイズ・チューニングしたOSをテンプレート化することもできます。

RDS
Amazon Relational Database Service(Amazon RDS)は、リレーショナルデータベース専用仮想サーバのウェブサービスです。利用できるデータベースエンジンはMySQL、Oracle、Microsoft SQL Server、PostgreSQLがすぐに利用できます。RDSはデータベースエンジンのアップデートやパッチ適用を容易に字呼応できるほか、自動にバックアップを実行するスケジューリングを設定でき、そのバックアップを実行した時点へリカバリーすることも容易にしています。またデータベースを異なるアベイラビリティーゾーンへレプリケーションしたり、読み込み専用のレプリケーション・サーバを簡単に用意することもでき負荷分散に活用することができます。

S3 (Amazon Simple Storage Service)
AWSのオンラインストレージサービスで、WEBアクセスを介してファイルのアップロード・ダウンロードできるインタフェースを提供している。Amazon APIを介すことでコマンドライン及びPHPなどプログラム言語からのアクセスコントロールも実行できる。とてもスケーラビリティおよび信頼性が高く、高速かつセキュアに運用できるうえ、ストレージ容量の上限が無く利用できる。 S3は、Amazonが使用しているウェブサイトのグローバルネットワークと同じもので、。99.99% の可用性と 99.999999999% の堅牢性を提供するように設計され信頼性が高く運用されている。格納したデータ・ファイルの容量に応じて課金される従量制で、安価な利用料金でになっている。

ClaudFront
Amazon CloudFrontは、各地域ロケーションに設置されたコンテンツやストリーミングなどを高速に配信できるサービスです。ウェブサイトの画像や動画ファイルなどの静的コンテンツを高速なキャッシュサーバとして利用できるため、大量なアクセストラフィックがあるウェブサーバの負荷分散をダイナミックにおこなえます。コンテンツリクエストは、自動的に最寄りのエッジロケーションにルーティングされるため、可能な限り高パフォーマンスでコンテンツが配信されます。

ClaudWatch
EC2インスタンスやELBロードバランサーやRDSデータベースエンジンなどをモニタリングするサービス。仮想サーバのCPU 使用状況、ディスク読み込みや書き込み、ネットワークトラフィックなどのリソース状況を監視できる。このClaudWatchのキャッチした情報によりアラートのメール配信やインスタンスのスケールアウト・スケールイン(インスタンスを増減)をオートメーションに実行できるAutoScale機能に命令を実行させることができる。

Route53
AWSが提供するDNS(ドメインネームサーバ)のホスティングサービス。最初からグローバルに分散された構成で利用できるため高い可用性を確保できる上、費用も安価に利用できるメリットがあります。またRoute53には、独特の仮想レコード「エイリアス」という機能があり、ELBやS3そしてClaudFrontなどにAレコードをマッピングできる拡張機能があります。そしてラウンドロビンなどの負荷分散をコントロールする機能も装備しています。

nexia access map
x