kvm(仮想) ハードディスクのベンチマーク・テスト
QEMU-KVM WindowsVista HDD Benchmark
qemu kvm (仮想OS) にて Windowsを起動して HDDのベンチマークを実測してみました。
今回はWindowsでベンチマークを計測してみましたが、Linuxでもいずれ実測してみたいと思います。
計測したベンチマーク・ソフトは、CrystalDiskMarkです。( Ver.3.0.1 )
http://crystalmark.info/software/CrystalDiskMark/
ベンチマーク 環境内容
- kvm ホスト
- CPU : Intel(R) Core(TM) i7-2600 CPU @ 3.40GHz
Memory : 16GB
Chipset : Intel H61 Chipset
- kvm ゲストOS
- OS : Windows Vista 32bit
CPU : core2duo
SMP : 2CPU
Memory : 2048 (2GB)
テストしたディスク環境は同じではありませんが、仮想ドライバの相違を確認する趣旨のため、あしからず。
- テスト KVM DISK ドライバ
- 1、 ide ドライバ 物理ディスク /dev/sda SATA2接続
2、 Redhat VirtIO ドライバ 物理ディスク /dev/sdb SATA2接続
3、 Redhat VirtIO ドライバ RAW形式 仮想ディスク /dev/sdd SATA3接続
SATA2接続とSATA3接続とありますが、HDD自体の速度差はほとんど同じで、kvm Windows稼働状況では、ホスト側で他の処理をしていませんので、実測にはあまり関係ないと思っています。
HDD ベンチマーク 結果
1、 ide ドライバ 物理ディスク /dev/sda SATA2接続
2、 Redhat VirtIO ドライバ 物理ディスク /dev/sdb SATA2接続
3、 Redhat VirtIO ドライバ RAW形式 仮想ディスク /dev/sdd SATA3接続
このようにVirtIOドライバがIDEドライバより倍近く速い結果になっています。Windowsを操作している体感やWindows起動時間でこの様なスピード差を感じていませんが、VirtIOドライバで運用した方が良さそうです。
余談ですが、kvmのネットワーク・インターフェースに関してはまちがいなくVirtIOブリッジの方が断然速いです。