KVM(VPS環境)でWindows8をインストールしてみました
Windows8 on KVM (VPS)
先週スタッフ内でWindows8発表の動画をみていて、「このOSのコンセプトは何か?」と社内で話題になりました。
あれやこれやと話が弾んでいる中で、Windows8リリース・プレビュー版の入手とインストール試用ができるとのことで、善は急げとKVM仮想環境でインストールしてみました。
VirtIO Windows ドライバが必要
まずは、qemu-img qcow2形式で 30GBの仮想ディスクを作成し、IDEドライバでトライしたが、インストール速度が遅いため、途中で中断。
次にVirtIO(バーチャル・IO)ドライバで試すと、ストレージ認識がNGとなる。
さらに、qemu-img raw形式 /dev/zeroで書き込んだものでインストールを試すも、これもインストール速度が滅茶遅い。一晩はかかる様子だったので、これも断念。
そんなこんなで、どうするか思案していると、YouTubeにインストールしている動画があったのでこれを参考にしました。
RedHat提供のVirtIO Windows ドライバを Windows8インストール・ストレージ認識で読み込ませていました。これを参考にVirtIO raw形式の仮想ストレージで成功しました。インストール時間は数分程度でした。
また結果的に、VirtIOのブリッジ・ネットワークも成功。これはE1000の仮想ネットワーク・ドライバでkvm起動したので、Windows8自身のドライバで成功したようです。
試用した感想
なんかタブレット(Metro ユーザー・インターフェース)にもデスクトップにも操作感はいまいちです。30分位しか操作していませんので、一概に言えませんが ダメな感じです。
Metro UIの操作についてはタブレット実機で確認する必要がありますが、デスクトップは「もう結構です」って感想です。好き嫌いはあるでしょうけど、個人的にはノートPC用途では、GNOME3のような新しいインターフェースに進化するべきだと思います。
Fedora17 GNOME3.4のバージョンで、デスクトップ インターフェースの日本語環境による不具合が、以前と比べて大分減少してきました。Windowsはこのような一新は考えていないようですね。
Windows 8 Release Preview
http://windows.microsoft.com/ja-jp/windows-8/release-preview/